カカオマンの徒然なるままに

チョコレートのこと、いつものこと、毎度お馴染みのことを徒然なるままに書いてます

カカオ豆を求めて カカオ豆と僕

間違えてしまった道。

まあ、間違えてしまったものは仕方がない

よく間違えたぞ(^^)大丈夫大丈夫🙆‍♂️

遠回りもいいことがあるもんです。

頭が冷やせます。自分を落ち着かせることが出来ます。

そんなこんなで、はい到着!

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↑込み上げてくる熱いものがありました。

が、冷静に冷静に。

 

先の段取りを頭の中で組み立てていきます。

来た道をなぞるように帰ればいい。

 

事務所に入り2人で事務処理していただいて、

「荷物持ってきましたよ」と、男性スタッフに言われ、

 

ついに初対面‼️

 

すべてにおいて、想像を上まったサイズで、

つい出た言葉が

 

「運んでもらっていいですか?」

 

「うちはそういうことやってないので」

と、台車に60kgの想像を絶するカカオ豆の麻袋が積まれました。

 

行けるところまで行こう。

と、来た道を。

傾いた歩道や塗装状態の悪い路面

砂地やデコボコ道は台車が壊れそうになる。

 

ゆっくり丁寧に運んでいく。

人通りもまばらでほぼ一人旅状態。

でも、車やトラックはビュンビュン真横を通り過ぎていきます。

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↑まずは左上から右下まで向かいました。

運んでいて思ったことは段差に気をつければなんとかなりそう!

車道を通って行くには危険なので、歩道を通りました。

めったに人なんか通らないからか、舗装が治されてなくてボコボコ!

曲がり角が多いので何回も歩道を降りてまた上がって。と段差の連続!

ズレる麻袋をなおしながらちょっとずつ、でも確実に船乗り場ポートターミナルに近づいてました。

 

バス停「機内食前」まで辿りついたとき、いちばん初めのバス停だった場所!あとちょっとで第一ターミナル!それも軽い下り坂!

おのずとテンションも上がってしまいます!

 

このあたりから人も歩いてる方が増えてきました。第一ターミナルに向かってるんだと思います。

 

下り坂とはいえ、気を抜くわけにはいきません。台車をいたわりながら荷物を見ながらゆっくりでいいと自分に言い聞かせて。

 

何やらゲートが見えてきました。

こんなのがあったなんか知りませんでした。

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行けるか?と、思いますよね(^^)

 

あらゆる想定をしてましたが、それをはるかに上回る現実が待っていました。

 

まず、回らない。

センサーがあってそれを遮らないと回らないのかな?(自動ドアみたいな感じ)

で、前に立って手で回してみる。

回らない。

 

気がつけば行列が出来てて大慌てで道を譲る!

 

みなさん首からかけている立入証をピッと機械に押し当てていらっしゃいました。

すると、扉が回る!

 

「そういうことだったんですね!」

 

立入証は僕も持ってるぞと言わんばかりに出して見せました。

 

「それ違うよ」

「え?」

 

ピッてやってみましたが、たしかにできない‼️

「なんでなんですか?」

 

「それバス用やん」

 

「ええーー!知らなかった!教えていただきありがとうございました」

 

戻らないといけなくなりました!

またこれは軽い上り坂を!

往復1キロほどあったんじゃないでしょうか。

 

てか、これをバスに乗せないといけないのか....

1人じゃ無理やなぁ.....

運転手さんに頼もう!

 

と、思いながら、バス停「機内食前」まで戻り、反対車線へ。1人の男性がバスがくるのを待っていらっしゃいました。

バスの時間を確認しに行くと、

「もう来るよ。そこの信号でとまってるから」

 

「あっ あれなんですね。ちょっとこれ積み下ろしするの手伝ってもらっていいですか?」

 

「ああ、構いませんよ」

 

と、快く手伝ってくれたのには理由があったんです。

 

次が終点第一ターミナルなのはわかってましたからすぐみなさん降りますし、少々バスが送れても大丈夫だと思ってました。

 

ただ乗り継ぎの電車の時間が迫っていたんです!それで男性の方は手伝ってくれたんです。

 

「すみません。電車の時間がギリギリなんで下ろすの別の方にお願いしてもらえますか?」

 

「もちろんです。助かりました。ありがとうございました。」

 

第一ターミナルに到着するやいなやダダーっと誰もいなくなってしまい、みなさん電車に乗るんだったみたいです。

 

幸いバスはワンステップバス

滑らせて台車の上に落とせば良いんです。

片方ずつになってしまい台車がずれてしまうんです。

そんなとき、松葉杖をついた男性が台車を抑えてくれたんです。

「あ!大丈夫ですか?ありがとうございます」

 

そうか!

松葉杖ついてるから、ひとの親切さとかをよく知ってる方なんですね!助かりました!

 

バスの運転手さんにも謝って、無事になんとかセキュリティゲートをクリアすることが出来ました。

 

バスの立入証を返して、ハレて自由の身になった気分です!

 

休憩がてらポートターミナルまでをグーグルマップで検索。

 

やたら遠回りなルートだったので、ショートカットしてやろうと近道だと思えるほうに行きましたが、道が途中から傾いていて砂地だったんです。

タイヤが砂地に埋まって動かせなくなってしまいまして、引っ張り上げて脱出‼️

引き返して遠回りのルートを進むことに決めました。

 

ぐるーっと関空の外枠の道

命名:KIXストレート

を進むわけですが、左に傾いてて左手が....

とか、言ってると飛行機が真横を離陸して行くんです‼️大迫力でしたね‼️

それを観るために車がゆく手をさえぎるんですけどね。ハラタツけど大迫力でしたね(^^)

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うおおおお‼️とか言ってましたね(^^)

 

すると、パトカーが横をすり抜けて行きました。

 

道の案内板で

"ポートターミナル400m先 左"

こんなん見たら

ペースも上がりますよね‼️

 

左折手前まで来たとき、

「ちょっと止まってもらえる」

さっきのパトカーです。

関空警察官が2名降りてきました。

 

免許証を言われる前に出して渡して、どこから来たのか、どこに行くのか、これは何を運んでるのか、これをどうするのか、お店の名前、それを証明出来るものは持ってるか、全て即答して証明してみせたら、

「根性あるね。めちゃくちゃ美味しいチョコレート作れると思うわ」

「引き止めたりしてごめんなさいね。もうすぐそこがポートターミナルやから頑張ってね」

 

旗もかざしてない奴がかざしてる奴を言い負かせるとでも思ったか!偉そうに言ってきて最後はなんやねんあの言い方!

 

福崎警察の刑事さんは一目で見抜いたぞ!

 

さて、ポートターミナルに着いたはずなんですが真っ暗でした。

もう少し先に明かりがついた建物とトラックが止まっていたのでそっちかな?と思って行ってみました。

すると、道は最悪で地震の後か?と思うぐらい隆起が激しく、よければ砂地。

でも、もう少しで船に乗って神戸に帰れると思い頑張りました!

 

しかし、その建物は何かの会社でした。

グーグルマップで確認したらやはり行き過ぎてまして、真っ暗になった建物がポートターミナルでした。

営業終わってるやん。

 

助けを呼ぼうかと思いましたが、こんなところまで呼ぶのも申し訳ないし、もし僕が呼ばれたら行くか?行かないな。

 

ポートターミナルに自動販売機があったのでそこまで帰ろうと奮い立たせて頑張りました。

水を飲みながら関空発神戸行きの船の時刻表を何回見ても深夜もやってるんです。

カカオ豆をそこに置いて散策してたらバスが1台、海とポートターミナルの間を走っていったんです。

「?」

見に行くと、船が停泊してました!

 

込み上げてくるものを抑えて台車をそこまで押して行きました。

 

おっちゃんが1人いて

入れ、入れと手招きのジェスチャー

そこまで行くと

「はよ入れ、バスが来るぞ。33名や」

「僕、最後でええわ」

座り込んでしまいまして、気がつけば手も足もパンパン肩もガチガチ。疲労困憊

 

でもめちゃくちゃ気持ちいい(^^)

 

船に荷物を乗せようとしたら、船のクルーの方が手伝ってくれて

「何キロあるんですか?」

「60kg」

「あんたマジか?どこから持ってきたん?」

「国際貨物」

「ええーー‼️」

 爆笑‼️

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